BGM
Travelling Alone Grand Gallery presents Downtempo Anthology Selected by Michiharu Shimoda / V.A.
BAR ground line でかけている曲を、テレビやラジオで耳にすることがあります。曲そのものが紹介されているというよりは、後ろで流れている BGMとして使われていることが多い気がします。
あくまで主役はそこでの会話。
ただ、あまり記憶力のよくない僕は、どのアルバムのどの曲だったか、全く思い出せなくて、探すのには毎度苦労します。
某ラジオ番組のお葉書のコーナーで流れている②曲目を見つけた時は、軽く小躍りしましたとさ。ああ、しんど。
Label : TARTOWN
Country : Japan
Released : 2010
VERY TALL / OSCARPETERSON TRIO WITH MILT JACKSON
夏が近づくと JAZZ が聴きたくなります(毎年言ってます(笑 )。
僕が学生の頃、神保町にあったジャズ喫茶「響」のマスターの、オスカー・ピータソン好きはつとに有名でしたが、僕自身はそうでもなかったように思います。よく分かっていなかったんですね。
最近、ひょんなことから、ピーターソンを改めて聴く機会に恵まれたのですが、やっぱりカッコいいですね。以前とは随分聴こえ方も違ってきた気がします。そんな話を大木マスターにすることはもう叶わないのですが・・・。
Label : The Verve Music
Country : USA
Released : 1961
OCTAVA / Phi-Psonics
最近 CDの「音飛び」が激しい当店です。「CD の寿命は20〜30年」などと言われていましたが、考えてみれば、当店が営業を初めてから早22年。その数年前くらい(’90年代後半)の音源がメインだったことを思えば、至極頷けます。
レコードを選択しなかったツケが今ここに。
CD の素材はアルミニウム。その外側をポリカーボネートで覆っていますが、これには通気性があって湿気も通します。したがってアルミが腐食し、データの読み込みができなくなるというお話。結局、コレクター向きアイテムではなかったという事ですね。はい。肝に命じて、新しい音源にどんどん入れ替えたいと思います。
Label : GONDWANA
Country : USA
Released : 2023
5th Dimension / Lemongrass
ミュージックシーンのようなものに疎くて、そのミュージシャンがどのように評価されているのか、全く分かっていないことが多々あります。
このミュージシャンもその一人。
あまり話題にされているところを見かけたことがないのですが、どうなんでしょう。
まあ、いいのか。自分が良ければそれで。それは店も同じこと。
あまり刺激の強い音楽を掛けたくない時期があって、いわゆる Lo-Fi Music が台頭してくるまでの間、よく使わせてもらったアルバムです。一枚通しで掛けっぱなし出来るアルバムって、実はそう多くはないんですよね。今思うとあれが横着の始まり??
Label : Lemongrassmusic
Country : GERMANY
Released : 2010
Gathering-Best of Natural Calamity 95-99 / NATURAL CALAMITY
夏を感じさせるアルバムは数あれど、やっぱり日本のものがしっくりくるのはなぜでしょう。
雨が上がり、海の日が来て、カーッと熱くなってきたら、今年も恒例「大人のかき氷」の始まり。
夏の風物詩、真夏の救世主。
もはやうちの店にとっては、蚊取り線香のようなアルバムなのかもしれません。
梅雨時のGABBY&LOPEZ(この二人の別名義)といい、この季節には本当にお世話になっているユニットです。乗っけの①②から、本当に雲が去って行くかのよう。
Label : FLAVOURS OF SOUND
Country : JAPAN
Released : 2003
THE COWARDLY BOY AIN’T STAND ALONE at Yebisu The Garden Hall / Calm
風流な話になりますが、僕の幼少の頃過ごした部屋は、季節によっては満月になると月明かりが眩しくて眠れないくらいの位置に窓がありました。
せっかく眠れないのだから、勉強でもすればいいものを・・・。
今の季節、お客さんを見送りに外へ出ると、うちの店からも、満月がよく見えます。
なんだかんだ、一番お世話になっているアルバムかもしれません。disk1③④、disk2⑤は月夜にぴったり。もしかしたら無意識に満月の夜に掛けていたりして。
Label : LASTRUM
Country : JAPAN
Released : 2004
Soundtrack [313] / The Detroit Escalator Company
前回の「KILN」に続いて、アメリカ・ミシガン州からの1枚。こういった比較的近代に形成された街の音楽って、そのルーツが浅い分、どの国の人も、どの年代の人も、すんなり入っていける気がします。
「ジャンルレスな自由さ」
店もそんな風になればと思っています。
いわゆる「デトロイト・テクノ」というほどゴリゴリしていないので、静かな店でかけても違和感はないかと思います。ジャンルレスとはいえ、選択の基準に、「断片的な都市の一風景」という感覚だけは、共通するところかもしれません。
Label : Ferox
Country : USA
Released : 1996
DUSKER / KILN
音楽再生って、理想は録音されたその時代の装置で行うのがベストかと思います。例えば 50”s〜60”s の JAZZ なんかだと、やっぱりアナログレコードで聴くのが一番しっくりくる。
残念ながらアナログレコードの選択を取らなかった当店としては、必然的に CD 登場以降のチョイスが多くなります。そんな中でも、CD ならではの音源というのを探すのも、店の使命かと思う今日この頃です。
LP などのジャケットの迫力にはどうしても劣りがちですが、彼らの一連のアートワークスを見ると、音楽の内容も含め、CD 世代でも表現というのは充分可能なんだなと思わされます。
Label : Ghostly International, Plancha(rerelease)
Country : USA
Released : 2007, 2016(rerelease)
Sputnik : Travelling without moving / V.A.
2000〜2007年に、湘南・辻堂海岸に夏限定でオープンしていた「The Sputnik Beach Cafe」(運営:IDEE)。そのBGMとして使われていたサウンドをセレクトした2枚組CD。時代は経ちますが、いまだに古さを感じさせないその選曲は、こちらも夏限定ではありますが、重宝させて頂いております。
CD1は夏の始まりに、CD2はお盆を超えた夏の終わりに掛けます。特にCD2の ①(Calm)〜 ⑩(Natural Calamity) は、まるで魂をお見送りするかのよう。聖霊様、また来年。
Label : TECHNO FLUX
Country : Japan
Released : 2001