BGM
STRAW HAT, 30 SEEDS / GABBY & LOPEZ
BGMで季節感を出そうというわけでもないのですが、なんとなく「この時期は、こればかりかけてるなあ。」という曲は確かにあります。
Natural Calamity の森俊ニと、Tica の石井マサユキ両氏による別名儀ユニット GABBY & LOPEZ の1st アルバムは、いつもの彼らの爽やかな印象とは違って、どことなく気怠い雰囲気。⑤の29分25秒の長テイクは、だらだらと続く梅雨の長雨にまさにぴったり。本人たちは全くそんなつもりで作ってはいないとは思いますが・・。
でも梅雨が明けて「海の日」が来ると、不思議と「また来年ね。」となります。
Label : P-VINE RECORDS
Country : JAPAN
Released : 2004
THE SPIRIT MUSIC JAMIA / MESHELL NDEGEOCELLO
とっても男前(失礼)な、ミシェル・ンデゲオチェロの6枚目のアルバム。多彩なジャズメンやボーカリスト達とのセッションを集めた一枚。
あまり聴いたことがなかった、カサンドラ・ウイルソンやレイラ・ハサウェイなども、ここであらためて出会えて収穫。
彼女に招集されたら、きっと二つ返事なんだろうな。
④⑥⑧はいつかけても店の雰囲気が落ち着く。
Label : Universal Music LLC
Country : France
Released : 2005
NUSPIRIT HELSINKI / NUSPIRIT HELSINKI
北欧だからって、なんでもかんでもクオリティが高いって訳じゃないだろうと思ってましたが、やっぱり音楽も然りでした。
バラエティに富む内容で、根っこに「何でも受け入れよう。」という気概を感じます。晩年のジャズ・メンたちが、よく北欧で演奏をしたりしていますが、やはり聴衆にもそういった下地があるからなんだと思います。
⑥は人生のベスト曲。なんて歌ってるのかよく分かんないけど。
Label : Steeple:Guidance Recordings
Country : Finland
Released : 1998
The Man In The Shadow / SNOOZE
BAR ground line でかける音楽でひとつ気を付けているとすれば、会話やお酒に意識が向いているのを邪魔しないという事です。
お店を出るときに「全く印象に残らない。」というのが理想です。
SNOOZE 1st アルバム。「架空の映画」のサントラ集。一時流行ってましたかね、こういうコンセプトのアルバム。僕は好きでした。架空というのがかえって。(でも、ジャケットの男がどうしてもニコラス・ケイジに見えるのは僕だけ?)
Label : SSR Record
Country : France
Released : 1996
Come from Heaven / Alpha.
なんにもない所に旅行に行きたくなる事ってあります。 観光とか一切する必要がない、するところもない街。 そこに住んでみたことを想像して、ぞっとする感覚。 ブリストルってそんな所。行った事ないけど。 レコード聴いてる以外することない所から生まれてくるサウンド。 ⑧⑨をかけていると気が遠くなる。
マッシブ・アタックが主宰するメランコリックレーベルから出たユニット。柔らかめなブリストルサウンド。ホントは歴史ある港街です。
Label : Melankolic
Country : UK
Released : 1997
Room With A View / The Amalgamation Of Soundz
新旧・国籍・ジャンルに関係なく、「The Ama-
lgamation Of Soundz」というフィルターを透して切れ目なく曲を紡いだコンピレーションアルバム。
お酒も音楽もこんな風に提供できるといいなと思う、お手本のようなアルバムです。
①〜⑥(Les McCannでいったん締める感じが好き。)をよくかけます。
ちなみにジャケット裏の、2人が無造作に床にLPレコードをならべて寛ぐ姿は、私が想像する「天国」です。
Label : XTR51CDM
Country : UK
Released : 1999