DRINK
オールド・ファッションド
「ネグロニ」同様、海外のお客さんに注文されることの多いスタンダードカクテルです。
バーボン(あるいはライ)ウイスキーをベースに、角砂糖、オレンジ、レモンのスライスなどを自分で潰して味を調整しながら飲むスタイルのカクテルです。ただ、実際やってみると、これがなかなか難しい。やはりある程度こちらでお作りしてお出しするのがベターな気がしています。
定番も、常に更新が必要です。
ミント・ジュレップ(リニューアル)
今年から、器を専用のカップに変えました(本来は銀製)。「ミント・ジュレップ」は、バーボンウイスキーをクラッシュアイスで満たして作るカクテルなのですが、器の側面に氷片が付着するまで冷えたことで完成するカクテルです。それが「美味しくできましたよ」という合図。さすが、専用の器だとそれがずっと速く仕上がります。
ケンタッキー州の5月の祭典「ケンタッキーダービー」は、昔からこのカクテルを片手に皆立ちながら観戦していたのだと思っていました。でもこの器でやってみると、「冷たくて絶対無理」と分かります。きっと貴婦人たちはちゃんとテーブルで飲んでいたんだと思います。
ネグロニ
メニューに載せてあるのに全然注文されなかったのに、ある時から急に出始めるものってあります。(実は「ハイボール」もそうでした。)
「ネグロニ」って僕も好きで、開店当初からオンリストしていました。
最近、海外の方のみならず、国内のお客さんからもよく頼まれるようになりました。どこかで流行っているんでしょうね。理由があるとすれば、クラフトジン、薬草系リキュール類の人気で、色々な種類のものが手に入るようになり、お店ごとに個性が出しやすくなったことが挙げられると思います。
オン・ザ・ロックスタイルですが、度数も程々に抑えられ、どなたにでも楽しめる「甘苦系」カクテルの典型かと思います。
自家製フレーバー日本酒 − お屠蘇 −
日本の正月の伝統的習わしである「お屠蘇」。言い換えてみればこれもフレーバーリキュールの部類に入るのかもしれません。この「屠蘇散」を使って、日本酒と本みりんの半々に漬け込んだ「自家製フレーバー日本酒」を作ってみました。
度数控えめ、本みりんの甘さがなんとも優しい「薬草酒」になったと思います。
正月休みに少し飲みすぎちゃって・・・、なんて時に、是非どうぞ。
実はオリジナルカクテル「ground line 01’(ダッシュ)」に使う材料として通年通して作り置きしてあります。メニューになくても仰って頂ければご用意できます。
ザクロのカクテル
BAR ground line 12月の「果物を使ったカクテル」です。
シェーカーの中に、ザクロの粒を100粒以上入れて潰しながら果汁を搾り取るようにシェイクします。時々中で詰まって出てこなくなるので、その際はしばしお待ちを。
ご家庭ではその煩わしさから、あまり縁のない果物かと思いますが、捌いてみると、とてもジューシーな果汁が頂けます。でも・・・、やっぱりやりませんよね。お家では。そこは BAR にお任せしていただいてよろしいのではないでしょうか。
BAR ground line の「果物を使ったカクテル」のなかでは唯一のショートスタイルのカクテルです。写真に撮ると見栄えがいまひとつなので、これだけはそのままの姿で。神秘的な佇まいに、思わず静物画のデッサンをしたくなる??
ホット・エッグ・ノッグ(濃厚ミニサイズ)
BAR ground lien の温かいカクテルの代表格「ホット・エッグ・ノッグ」に、濃厚な味わいのミニサイズが加わりました。ミルクを少し少なめにして、代わりに生クリームを使っています。
よく「プリン」などでも、大きめのたっぷりサイズか、少し小さめでも濃いテイストのものか、悩むことってありますよね。それが出来る様にしたという訳です。
この冬一番のお勧めカクテル。でも、やっぱり暖冬なのかな。ちなみに濃厚タイプも「アイス」出来ます。
オリジナルカクテル ground line 19 (マツサレム ロゼ 編)
BAR ground line のオリジナルカクテルは、「ground line 01〜18」の様に、すべて番号表記になっています。
今回の番外編「ground line 19※」は、ドミニカ共和国産ラム「マツサレム ロゼ」をベースに使ったカクテルです。その美しい色合いを損なうことのないよう、同系色あるいは無色透明のお酒を合わせて、少し甘めの、見た目そのままの愛らしい風味のカクテルにしてみました。
【レシピ】
・マツサレム ロゼ 30ml
・クレーム・ド・ぺシェ 30ml
・ルクサンドマラスキーノ 15 ml
・オレンジビター 1 dash
※「ground line 19」は、毎回スポットで入荷する「今月のセレクト酒」を使った、数量限定のオリジナルカクテルです。
ジン・リッキー
「リッキー」とは、スピリッツなどにソーダ(炭酸)と柑橘を落とした飲み方のひとつのスタイルです。ベースがウォッカに変われば「ウォッカ・リッキー」、ラムに変われば「ラム・リッキー」てな具合。
「ジン・トニック」と違い、炭酸を使うので甘みがなく、シンプルにベースの味を楽しめるのが特徴です。また、料理などと一緒に飲んでも、食べ物の味を邪魔しないので、食中酒としても重宝するかと思います。
意外と「ソーダ(炭酸)」と「トニックウォーター」を混同している方って多いです。ソーダは無味無臭、トニックには甘みがあります(昔はキニーネというキナの樹皮を煎じたものが加えられたお薬でした)。ボトルでジンなどを入れている方などは、こちらを選択することが多いです。きっと何杯飲んでも飽きないからだと思います。
オリジナルカクテル ground line 04 (リニューアル)
BAR ground line のオリジナルカクテルは、すべて番号表記になっています。
「ground line 04」をリニューアルしました。
改定版は、チェコの銘酒「ベヘロフカ」と数種のビターズを使い、ライムやフレッシュミントの香りが爽やかなハーブカクテルになっています。
「ベヘロフカ」はチェコのカルロヴィ・ヴァリといういわゆる温泉地の特産品。消化促進・胃腸強化の効用があると言われています。温泉に入って、これを飲んで、滋養に務める。何だかなんでも治りそうですね。ちなみに BAR ground line の真空管アンプはチェコ製です。