内装・設備
【OPEN…..CLOSED】看板
お店の開店・閉店を示す看板が、既製品かどうかって、結構気になります。(少なくとも僕は気になります。)BAR ground line の看板は、2軒隣の「アキバ看板」さんで作ってもらったオリジナルです。文字部がマグネットで着脱式になっているので、「OPEN」のときに、店側からお客さんに裏面の「CLOSED」が目に入らないようになっているところが気に入っています。
ちなみに、毎日開店・閉店時に、ツイートしている【OPEN..】【…CLOSED】の大文字英語は、ここからきています。
営業中看板 : アキバ看板オリジナル
衣紋掛け(修理済)
修理に出していた「衣紋掛け」が帰ってきました。その間、上着をかけるところがなくて、大変ご迷惑をお掛けしました。
これ、一応英国製のアンティーク物で、うちの店では数少ない「価値のある物」のひとつです。
今回施したのは「再メッキ処理」なのですが、なんだかんだと結局一ヶ月以上かかりました。
でも、経年で着いた赤錆が綺麗になって見事に蘇った姿を見ると、やはりやって良かったと思っています。
今度こそ、大切にしてやりたいと思います。
床
本当は石などを貼りたかったのですが、予算的にそれも叶わず、モルタルの上にそのまま塗装をするに留めました。
開店以来ずっとそのままだったのですが、数年前に思い切って塗装屋さんに塗り直してもらいました。とても綺麗にしていただいて、正直ずっとそのままだったことを深く反省しました。
今年もこのような状況下で迷ったのですが、「グラウンドラインのグラウンドラインがみすぼらしいのは良くない」と思い、再び塗装をかけてもらいました。
やっぱりいいですね。気分一新。もう少し頑張ってみようか、という気にさせてくれます。
一番厄介なのが、入口横のワインセラーの下をどうするか。見えない部分なのですが、やっぱり気持ち悪いので、塗装屋さんに手伝ってもらって移動させ、下も塗ってもらいました。ああ、すっきりした。
床塗装:水性ウレタンクリア塗装
アイビー
表の看板を照らしている照明を設置した、ウイスキーの樽の形をした鉢植えに植えている植物です。
アイビーはウコギ科キヅタ属に分類されるツル性植物で、とても強健な植物なことから、建物の外溝を彩る植栽などによく使われます。ありましたよね。いっとき、ちょっとおしゃれな建物には必ずこのアイビーちゃんが使われていて(笑。僕も、どこかに使いたかったのですが、ちょうど看板を照らす機具の選定に悩んでいたので、この体裁にしました。今では他の雑草なども何処からか飛んできて自生し始め、随分野性味溢れる風体になってきていますが、その自然さもいいかなと思って、抜かずにそのままにしてあります。
前回の台風の時に横倒しになり、ついに樽が壊れてしまいました。そのうち植替えようとは思っているのですが、どうも持病の「ギックリ腰」が不安で、後回しになっています。短縮営業で時間のある今のうちにやらねばと思っています。
→ 「緊急事態宣言延長」に伴う酒類の提供の取り止めについて(2)
換気扇
BAR ground line の換気扇は、大小合わせて5機あります。中でも一番大きなものが、厨房に取り付けられた、この換気扇です。建物の設計士さんが、どんな店子が来てもいいようにと、大型のものを取り付けてくれていたようで、以前のテナントさんは「炭火焼き料理」のお店だったのですが、全く問題なかったそうです。5機全てを回すと、入口の扉が開かなくなるぐらい強力なので、わざわざ扉を開けての換気は必要ないのですが、このご時世なので念のため定期的に行ってはおります。これから暑くなってきますが、どうぞご了承くださいませ。
アクリルシールド
「こんな物付けて客商売ができるけぃ!!」と思っていたのですが、やはりお互いの安全のためにシールドを取り付けることにしました。取り付けに当っては、本当に苦労しました。水平・垂直、ワイヤーの張力、アクリル板の取扱などなど。お客さんにもこれから色々不具合あるかと存じますが、どうか慣れていってくださいませ。慣れた頃には必要なくなることを切に願っております。
取り付けたはいいのですが、珈琲グラインダーのためだけに上部を切り欠くという、たいそう金のかかるギャグを、誰も気に留めてくれないのは、明らかな誤算でした(笑。ちなみにカリタのナイスカットミルは代が変わっても形状は同じなのでご安心を。
壺
「こんな壺ありましたっけ?」なんてたまに言われます。
「ええ、ずううっと前からあります(笑。」
お客さんって見ているようで案外見ていないものです。可笑しくもあり、悲しくもあり。
「君、前からいたっけ?」
「ええ、ずううううっと前からおります(悲。」
一応、愛媛県今治市の特産「桜井漆器」のものではあるのですが、特にこだわりがあって置いてあるわけではありません。なんとなく何も置いてないと間の抜けた空間になるので。ちなみに酔って倒されないように固定してありますのでご安心を。
オスモカラー
BAR ground line のカウンター及びボックス席のテーブルは、ブビンガという木材に「オスモカラー」というドイツ製の天然植物性ワックスを塗っています。この塗料の良いところは、素人でも簡単(力作業ではありますが)に塗れて、何度でも上塗りが出来るところです。というより、上から何度も繰り返し塗って行く事で、より味わいが増していくのが特徴といえます。
もうかれこれ18年間塗り続けているのですが、どんどん風合いが増して行くのが分かります。
この先お店が閉店したら、この店で唯一価値あるものになっているかもしれません。
オスモカラー No.3165:No.3169 = 1:2
スイッチボックス
なにぶん一人でやっている店なので、いろいろと手が足りません。いつも立っている場所で、なるべく何でも操作出来るようにと、電気系のスイッチ類をこのアルミパネルの中に集約しました。
中身は照明の調光・換気扇のON / OFFなどで、想定通りの活躍をしてくれています。
よく音響系の機材だと勘違いされるのですが、こんな不細工なアンプがあるわけありません。なにせ、東急ハンズで切り出してもらったパネルを、オープンの30分前までゴソゴソいじくっていた代物ですから。ちなみに「ツマミ」はもちろん秋葉原のパーツ屋です。