神保町界隈
ジャニス2
以前は「ジャニス」「ジャニス2」とあって、本家の方は神保町では名物の「貸しCD屋さん」でした。何年か前にそちらの方は閉店されて、今は中古CD販売の「2」を残すのみになっています。
前にも書いたのですが、僕にはどうにも収集癖というのがありません。使わなくなったCDはどんどん売ってしまいます。そんな時によくお世話になるのがこちらです。せっかく売ってちょっとしたお金になったのに、店を出る頃にはまた新しいCDを買って帰るので、結局物々交換みたいになっているだけなのですが・・・。
某中古大手の◯ィスクユニオンさんももちろん使うのですが、なんとなくこちらのアットホームな感じが好きで寄ってしまいます。最近ネット販売に力を入れられていて、理由はもちろん「店が狭いから」だそうです。
ジャニス2 : 東京都千代田区神田小川町3丁目14 第2 万水ビル 2F tel 6811-o592
→ 2022年 10月23日 閉店
御茶ノ水駅(工事中)
そのほとんどがお堀に面しているため、建替不可能と言われていた「JR 御茶ノ水駅」。2013年に、お堀に仮設のデッキを設ける形で開始された工事も、2023年にはいよいよ完成予定です。立ち並ぶ病院群への利用者のためのエレベータもようやく設置され、乗降客数に見合った機能を持つ駅に生まれ変わろうとしています。
あのしょぼい駅もそれなりに好きだったんですけどね。ホームから眺められるお堀の景色は存続の様子。個人的には「絶景の駅」に選ばれてもいいと思っています。最寄りとしてはちょっと遠いですが、完成の暁には、何かの機会に是非こちらからもどうぞ。
水道橋
BAR ground line は、位置的にいうと神保町駅と水道橋駅のちょうど中間地点にあります。住所的には「神保町」なので、「水道橋のグラウンドライン」と言われると、「神保町のグラウンドラインです!!」と、いちいち修正していましたが、水道橋も歩いてみると、独特の風情(??)があって、それはそれでいい所だと、最近思うようになりました。
その名の通り、かつては江戸城を守るためのお堀が整備されるまでは、川の底だったと言います。
そのお堀を上から眺めていると、今もインフラとして利用されているようで、あらためて水運都市「東京」を感じます。
鯛焼き
年末が近付いて来ると、そろそろ「大掃除」が頭によぎってくるかと思います。うちの店では何年か前から、大晦日にまとめてやるのをやめて、年間に何日かある「祝日」に小分けにしてやるようにしています。
そんな休日出勤のお供は、この「鯛焼き」です。東京には三大「鯛焼き」(四谷の「わかば」、麻布十番の「浪花家総本店」、人形町の「柳屋」)なるものがあるらしいですが、神保町にも最近鯛焼き屋さんが増えてきています。こんな賃料の高いところで・・、などという余計な心配を他所に、大変繁盛されています。ホント、世の中にはいろんな商売があります。
気が付くと、白山通りには「たいやき神田達磨」「鳴門鯛焼本舗」(写真は後者)の2軒が出来ていました。どちらもいつも並んでいて、大概出来立ての熱々に有りつけます。ところで、前記の東京三大「鯛焼き」のうち、十番と四谷はお客さんにお土産でもらったことがあるので、後は人形町を待つばかりです(笑。
神保町シアター
最近、新型コロナウイルスの影響で、飲食店に限らず、公共交通機関やスポーツ観戦施設、映画館・演劇場などで、間隔を空けての利用が恒常的になってきました。運営側からすると厳しい状況なのですが、利用者側にとっては当然快適だと思います。利用環境が向上した分、利用頻度も上がってくれれば、相互利益になると思うのですが・・・。
2007年オープンの、劇場・映画館のコンプレックス施設。斬新な外観は竣工当時話題を集めました。映画・演劇共、独自の企画で運営されており、岩波ホールと並んで、神保町の文化の発信拠点になっています。
神保町シアター : 設計 山梨知彦+羽鳥達也/日建設計
→ 東京都による「リバウンド防止措置」に伴う営業時間変更について
合羽橋道具街
言わずと知れた、飲食店向け業務用調理用具・食器問屋の一大集積地です。(行政区分上の地名ではありません。)
「合羽橋で買えるものなんて、業務用のありきたりのものしかない。」なんて言われた時代もありましたが、そんな、いつでも補充出来る「ありきたりの定番品」って、案外重要なんです。
BAR ground line からは自転車で20分くらい。よくぞこの立地にあってくれたと思います。
無くなると、さっと行って、すぐ買える。
本当に助かる存在です。
ついでに他の商品にも目がいって、ついつい長居してしまうのですが・・・。
「飲食店専門の道具街」というのは世界的にも珍しいらしく、いっときは海外の方をよく見かけました。もちろん一般の方の購入も可能です。いつかまた、そんな光景が見られる日が来るのでしょうか。
本の街
学生の街、スポーツの街、音楽の街、喫茶店の街、病院の街ときて、ついに真打「本の街」の登場。三省堂書店といった大型書店を始め、数多くの古書店、古本屋が軒を連ねる日本有数の書店街・神田神保町。「人の悩みの大半は、既に誰かが経験済みで、書籍化されている。」とも言われます。知の宝庫「書店」。それが身近にあるというのは、どことない「安心感」をもたらします。
インターネットなどの台頭で、紙媒体のメディアの存続が危ぶまれる中、いまだこの街の代表的存在感を示している「書店群」。新型コロナウイルスが、すっかり世の中を変えてしまった現代。移動を制限された人類が、再び「本」の価値を見直すきっかけになるのでしょうか。
近江屋洋菓子店
BAR ground line をオープンして間もない頃、一家で馴染みになってくださったお宅の旦那さんが、ここのケーキを持参してくれました。もう20年も前の話になります。時は「パティシエ」や、煌びやかな「スイーツ」全盛の時代でしたが、「全然そんなんじゃないから。」と素っ気なくポンと置いて行ってくれたのを覚えています。素朴な老舗の味に、自分はまだこの街のことを全く知らないんだと、改めて思わされました。
天井高が自慢のうちの店も、さすがにここの高さには敵いません。最近リニューアルされたそうですが、雰囲気はそのままで、相変わらず「定番」を作り続けてらっしゃいます。
近江屋洋菓子店 : 東京都千代田区神田淡路町2-4 Tel.03-3251-1088
飯田橋アイガーデンテラス
神保町界隈で「桜」と言えば、上野公園か千鳥ヶ淵、靖国神社あたりが思い浮かぶかと思いますが、いずれの場所もこの時期は凄い混雑。ましてや昨今のこの騒動下では、なるべく「密」は避けたいところです。
お店から歩いて15分ほどのところのお隣町、飯田橋に「アイガーデンテラス」という再開発エリアがあって、沿道には小規模ながらも桜の木が植えられた並木道もあります。比較的新しいエリアなので、まだ木も低木で、しかも上に首都高が走っているため、やや日陰で、若干華やかさには欠けますが、それが返ってこじんまりとした、隠れた花見スポットとなっている気がします。
施設内の「エドモンドホテル」でカレーパンを買って、パクつきながら歩くのが常道です(笑。高速道路の日陰になっていることが、桜の開花をゆっくりとさせているので、比較的長い期間楽しめるのもいいところ。今週あたりまでいけるかな?
飯田橋アイガーデンテラス:東京都千代田区飯田橋3丁目10番9号
→東京都による段階的緩和期間への移行に伴う営業時間変更について